お金の基礎知識

2016年02月10日

外貨に投資する時は、 為替手数料分以上の利益が出ないとダメ!

 外国に投資するにはいろいろな商品があるが、すべてに共通する注意点がある。次の2つだ。

1、為替リスクがある。

2、為替手数料がかかる。

 為替リスクとは、為替レート(1ドル=○○円という交換レート)が、日々動くことで、それによって損をする可能性がある。

 10万円を1ドル=100円の時にドルに替えると1000ドル。その後1ドル=90円と円高ドル安になった時に、1000ドルを円に戻すと9万円になる。このように、預けた時より引き出す時に円高になると損が出る。これが為替リスクだ。為替が逆に動くと儲けが出る。引き出す時に1ドル=110円の円安ドル高になっていれば、10万円が11万円になり、1万円の利益が出る。

 為替レートは日々変わるが、この幅は意外に大きく、1年で30〜40%動くこともある。株式とそう変わらない。このリスクの大きさを知った上で挑戦してほしい。

 為替手数料は、円を外貨に、外貨を円に替える時の手数料で、預ける時と引き出す時と2回かかる。アメリカ・ドルの場合、都市銀行などでは1ドルにつき片道1円、往復(円→ドル、ドル→円)で合計2円かかる。証券会社の外貨MMFは、片道0・25円のところが多く、ネット銀行では片道0・15円のところもある。1ドル=100円で往復2円の手数料なら2%。つまり2%以上の利益が出ないと、手数料を引いたらマイナスになるということだ。為替手数料は通貨によって違い、米ドルが一番安く、マイナーな通貨ほど高くなる。

 手数料が高いと、利益が出にくい。外貨投資をする時は、手数料がいくらかを必ずチェックして試算する。少しでも安い金融機関を探して投資しよう。

 外国株ファンドで値段(基準価額)の表示が「円」のものは、為替のリスクや手数料が見えなくなっているけど、全部を計算に入れた後の結果が、その値段ということ。覚えておこう。

 

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